あなたの自然治癒力はどのくらい鍛えられていますか?

前回は、「自然治癒力って、こんな働きをするんだよ。」ということについて、お話しました。風邪のイヤな一連の症状は、自然治癒力が、風邪の菌やウイルスをやっつけるために、私たちの体を守るために、引き起こしているというお話でしたね。
まだの方は、こちらからどうぞ soon 自然治癒力のこと誤解していませんか?

さて、このイヤな症状、風邪でいえば、”発熱、食欲不振、鼻水、咳”がでたとき、あなたは、どのようにして、対処していますか?

風邪でなくても、頭が痛い、お腹が痛い、吐き気がする、お腹を下した、肌が荒れてる、ニキビや吹き出物ができた、口内炎ができたなど、体にでてくる、さまざまな不快な症状に対して、あなたは、いつもどうされていますか?

「すぐにお薬を飲まないと!!」
「お薬は飲まずに、がまんがまん。」
「お薬は使わず、別の方法で対処しよう!!」

どんな対処をしているかで、その人が持つ、自然治癒力の働き方は変わってきます。自然治癒力は、お薬を使えば使うほど、その働きは、どんどん弱まっていきます。なぜなのでしょうか?

このページでは、「お薬を使うと、自然治癒力はこうなるよ。」ということについてお話します。お薬を使い続けた場合、また、お薬の使用を急にやめた場合についても、お伝えしますね。

お薬を使ったとき、体の中では何が起こるの?

まずは、お薬を使ったとき、私たちの体の中では何が起こるのかについて、見ていきましょう。

前回のお話を思い出してください。私たちの体はお城で、あなたはそのお城の王様です。そして、そのお城には、自然治癒力という家来たちが、たくさん働いてくれています。

ある日、風邪の菌である敵が、侵入してきました。今まで倒したことのない、手強い敵です。家来たちは、その敵をやっつけようと、それぞれが行動を開始します。

そのとき、お城の外から、戦車に乗った特殊部隊(お薬)が入ってきました。

特殊部隊は、お城の家来たちにいいます。「王様に命令されて来ました。あの手強い敵は、我々が倒します。」そういって、ずどーんずどーんと、手強い敵をやっつけ始めました。戦車の力はすさまじく、手強い敵も、刃向かうことができません。闘いはすぐに、終わりました。私たちの体の不快な症状も、すぐになくなります。

特殊部隊は、敵をやっつけると、闘いに使った戦車を置いて去っていきました。闘いのあとを見てみると、敵と共に、味方も倒れています。いつもの戦闘より、お城の壁の損傷も激しいです。

家来たちは、お城をきれいな元の状態に戻すために、後片づけを始めます。倒れた敵、味方、崩れ落ちた壁を、お城の外に運びだします。傷付いた壁の修復作業もします。1番大変なのが、戦車を外に運び出すことです。そのままでは、運べませんし、邪魔になります。時間をかけて分解してから、窓や裏口から出すことになります。

お薬を使い続けると、自然治癒力はどうなるの?

次に、お薬を使い続けると、自然治癒力はどうなるのかについて、見ていきましょう。

しばらくして、また新しい敵がやってきました。家来たちは、その敵をやっつけようと、戦闘モードに入ります。しかし、またしても、すぐに、戦車に乗った特殊部隊がやってきました。そして、前回と同様に、あっという間に倒してくれました。

家来たちは、戦闘モードになっていましたが、闘わなくてすみました。鼻水や咳を使って応戦する必要も、新しい武器を作る必要も、お城の温度調節をする必要もありません。闘いの時間も短いため、私たちの体に現れる不快な症状も、すぐに終わります。

その次も、その次も、新しい敵がくるたびに、特殊部隊がやってきて、どんどん倒してくれます。その状態がずっと続くと、どうなるのでしょうか?

まず、新しい敵がやってきても、家来たちは、戦闘モードになりません。敵の正体を調べることも、透明な液体を使って外に追い出すことも、お城の温度調節もしなくなります。なぜなら、すぐに、特殊部隊がやってきて、倒してくれることを学んだからです。

お城の戦闘部隊は、どんどん弱くなっていきます。なぜなら、闘う機会がどんどん減っていき、鍛えるチャンスがないからです。お城の武器が増えることもありません。なぜなら、新しい武器を作らなくてもいいからです。色々な種類の武器があればあるほど、あらゆる敵が倒せて、お城は強くなっていくのに…。

そして、闘いに使われた戦車は、どんどん増えていきます。ゴミがどんどん増えるので、お城は、いらないものだらけになっていきます。

お薬を急にやめたら、体の中では何が起こるの?

最後に、このような状態で、お薬を使うことを急にやめたら、体の中では何が起こるのかについて、見ていきましょう。

ある日、敵がやってきました。「前に見たことがあるような、ないような…。」でも、そんなことは、家来たちに関係ありません。敵を調べてもしょうがないからです。家来たちは、戦車に乗った特別部隊が、すぐにやってきて倒してくれると思い込んでいます。ですから、家来たちが、戦闘モードに入ることはありません。だって、すぐに特殊部隊がきてくれるのでしょ?

家来たちが、何もしないため、敵はどんどん増えていく一方です。そして、あちこちから襲いかかってきます。待っても待っても、特殊部隊はやってきません。敵はもう、うじゃうじゃいます。そのときになって初めて、家来たちは、気付くのです。「何か変だぞ。どうやら、特殊部隊は来ないらしい…。」

そして、そこから、大慌てで、戦闘モードに入ろうとします。
「まず、何からするんだっけ?えっと…そうだ、敵の正体を調べないと。」
「前に見たことはあるけど、その敵をやっつける武器は作らなかったな。今から、作らないと。」
「敵がたくさんいる。どうやって、外に出すんだっけ?えっと…えっと…。」
「敵がどんどん増えていくよ。どうしたらいいんだっけ?えっと…えっと…。」

はい。現場は大混乱です。もちろん、それぞれの仕事を思い出してはいくのですが、行うまでに時間がかかったり、行われたとしても力が弱かったりします。敵をやっつけるまでの闘いの時間は、とても長くかかります。ということは、私たちの体に現れる不快な症状も長引くということです。

敵の勢力が強すぎて、というか、鍛えられてこなかった自然治癒力が弱すぎて、ただの風邪だったはずなのに、症状が重症化してしまうこともあるかもしれません。

今まで、お薬を飲めば、すぐに不快な症状がなくなっていた、そういう快適な環境に慣れている人にとっては、この不快な症状が長引くことは、とてつもなく苦痛に感じられるはずです。

そして、今まで鍛えられてこなかったために、長引いているのに、「なんだ。薬をやめて、自然治癒力に頼ったとしても、こんなに長い間、苦しまなくてはいけないのか。」と、誤解してしまうかもしれません。そして、快適なお薬の道に戻っていかれる方もいるでしょう。「自然治癒力なんて、何の役にも立たない。」と勘違いしたまま。

まとめ

お薬を使うと、自然治癒力がどうなっていくのか、なんとなく、おわかりいただけたでしょうか?

メモ お薬は、不快な症状に対して、即効性と威力を持っている。

メモ お薬を使えば使うほど、自然治癒力の働きは、どんどん弱まっていく。

メモ ずっと使っていたお薬を急にやめることは、危険な場合もある。

あなたの自然治癒力は、今、どのような状態にあるのでしょう?あなたは、これまでに、自分の自然治癒力を、どのくらい鍛えてきたのでしょうか?

これまで、不快な症状が現れたら、すぐにお薬を飲まれていた方、長い間、ずっとお薬に頼ってこられた方は、お薬のやめ方に、注意が必要です。何の知識もなく、何の準備もせずに、ただ、お薬を急にやめることは、しないほうがいいかもしれません。

もし、ずっと使っていたお薬をやめようとするのでしたら、その前に、お薬の変わりになるような対処法(完全に変わりになるものはありません)を、いろいろ知ることから始めてください。いろいろな対処法を知って、実際に行ったうえで、お薬を手放していくことをおすすめします。

危険・警告 (!) 私は、お薬はいけないものだとは、思っていません。私の娘は、大病をして、お薬に命を助けてもらったことがあります。ですから、私は、お薬に感謝していますし、お薬は、なくてはならないものだと思っています。お薬は、その使う場面、頻度、何を優先させるかを考えて使うことが大切です。

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