三女の乳児湿疹が、どのような経過をたどったのかについては、別記事でご紹介しています。
このページでは、三女の症状が落ち着いていくまでに、試した自然療法(効いたもの、効かなかったものも含む)、また、あったら便利だったものについて、お伝えしていきます。
さらに、その時々で、私がどう感じていたのかについても、あわせて、お話させていただきます。
基本的には、次女の湿疹のときの対処法(➜ 娘の乳児湿疹・アトピーはこうして完治しました)を行っていましたので、かぶっている内容もありますが、新たに、試したものもありますので、併せて、お読みいただければと思います。
目次
生活環境から化学合成物質を取り除く
生後2か月からはじまった湿疹。
まずはじめに取り組むべき大切なことは、生活環境の改善になります。肌に触れるものは、できるかぎり、化学合成物質を使用していないものに変えていきます。
例えば、
➤ 髪の毛や体を洗う石けんを変える。
詳しくはこちら ➜ 乳児湿疹・アトピーにはこんな石けんがおすすめです
➤ 洗濯用の洗剤を変える。
詳しくはこちら ➜ 洋服を洗うなら肌にやさしい洗濯用石けんがおすすめです
➤ 洋服とシーツは、天然繊維に変える。
詳しくはこちら ➜ その洋服は何から作られているのか、ご存知ですか?
我が家では、次女のときの経験がありましたので、三女を取り巻く生活環境は、決して悪いものではありませんでしたが、気を引き締めて、再チェックしていきました。
また、生活環境の改善と共に、次女のときと同様、次の対処法にも取り組みました。
➤ 浴槽のお湯にお茶を入れて、お茶風呂にする。
詳しくはこちら ➜ 乳児湿疹・アトピーにおすすめ!お風呂の塩素を除去する方法
➤ フローラルウォーターやお茶を使ったパッティングを行う。
詳しくはこちら ➜ 乳児湿疹・アトピー肌必見!保湿剤の選び方
この時点で、次女のときと、唯一、変えたことがあります。それは、
ミトンをつけることはやめた
という点です。
次女のときの経験から、三女に関しては、はじめからミトンをつけるのではく、爪ヤスリで爪を削ってあげて、できるだけ肌を傷つけないよう、そして、自由に掻かせてあげようという方向性に決めました。(詳しくはこちら ➜ 湿疹で痒がる娘の手からミトンをはずした結果…)
決めたはいいものの、現状は何かと難しく、次女のときのように、毎日、爪を削ってあげることができませんでした。
湿疹は、少しずつ、少しずつ、悪化の方向へ。
この頃は、
「掻き壊す → 浸出液が出る → すぐに乾いてバリバリになる → 痒くて掻き壊す」
を繰り返していました。
あったら便利!私がおすすめする必需品はこれ!
自分を守るためのスリング
生後3か月、湿疹は一気に悪化しました。
すぐに乾いていた浸出液が、なかなか乾かなくなってきました。
「掻き壊す → 2~3日、ジュクジュクする → 1日だけ乾いてバリバリになる → 痒くて掻き壊す」
を繰り返すようになりました。
この時期、私は、
「あまり人に見られたくない。」
という思いから、外に出るときは、いつも、スリングに入れるようにしていました。
スリングって、こんな感じのものです。(こちらは、お姉ちゃんたちの運動会で、親子遊戯をしているところの写真です。次女は、まだ、プレなので、私服で参加中。)
このように、湿疹がひどい三女を、スリングに入れ、まわりの目が届かないようにしていました。
これは、三女のためというよりは、自分のためにしていたことになります。
なぜ、人に見られたくなかったのかと言うと…
自分が信じてやっている道を、反対されるのが嫌だったからです。
不安も感じつつ、過ごしていましたから、誰かの心無い反応によって、自分の決意が揺らいでしまうのを防ぎたかったということもあげられます。
と言うのも、次女の湿疹が大変だったとき、会うたびに、「うわぁ、ひどいね。病院へ行った方がいいよ。薬でなおしたほうがいいって。」と、お説教に近い言葉を投げかけてくる人がいて、とても嫌な気持ちになったことがあるためです。
また、まわりのおかあさま方の反応も怖かったというのもあります。
なぜなら、あまり賛同を得られる道ではないとわかっていたので、娘のひどい状態を見て、せっかく築いたおかあさま方との関係性(←大した関係性を築いていたわけでもないのですが…)が壊れてしまうのではないかと思ったのと、「母親失格」の烙印を押されたくないという思いがあったためです。
と言うのも、これまた、次女のときに、湿疹を見た人から、「だめよ、お母さん!ちゃんとなおしてあげないと!」とお説教された経験があったためです。
そして、育児放棄とみなされる危険もあるなとも考えていました。
「三女の湿疹も、必ず、きれいになおしてみせる!」という強い意志があったため、次女のときほど、心が、ぐらぐらになることはありませんでしたが、それでも、いっぱいいっぱいの毎日を過ごしていましたから、煩わしいもの(←言葉わるくてごめんなさい)は、完全にシャットアウトしたかったのです。
隠す必要はないけれど、あえて、さらす必要もない。
私は、そう考えました。
まわりの目が気になりがちな私の、自分を守るためのスリングです。
もし、まわりからの目が気になって、心が揺らいでしまいそうと思われる方は、スリングをおすすめします
参考までに、我が家では、カドルミーのスリングを使っていました。生地がしっかりしていて、安定性もあり、使い勝手も良かったです。我が家は、夫も私も背が高いので、Lサイズを購入し、二人で使っていました。背が低い方、旦那様が使わない方は、Mサイズで十分だと思います。
気になる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、チェックしてみてくださいね。
シーツを汚さないための大きめタオル
生後3か月のとある日。
まだ指でうまく掻けなかったのですが、洋服の袖がちょうど触れて掻きやすかったのか、袖口を使って、「ガシガシ」おもいっきり、掻いてしまいました。
浸出液と血液で、すごいことにお洋服も、娘の下に敷いていたタオルも、かなり汚れてしまいました。
はい、そうなんです。浸出液がでている時期というのは、洋服もシーツもすぐに汚れてしまうのです。汚れるたびに、大きいシーツを取り替えて、洗濯して、干して、しまって…は、とっても大変!!
ただでさえ、洗い物が多い、乳児期です。汚れるたびに、そんな作業はやってられません
そんなとき、大きめのタオルが大活躍してくれます。
我が家では、正方形のバスタオル(1辺、1メートルにも満たないくらいのもの)を3枚用意し、娘を寝かすときは、必ず、シーツと娘の間に敷いて、シーツが汚れるのを防いでいました。
これなら、わざわざ、大きいシーツを取り替えて、洗濯するほどの手間はかからないので、汚れたら、気軽に、気兼ねなく、こまめに変えてあげることができました。汚れが気になる方には、とっても、おすすめです
おまけの話―私が最も気を使ったこと―
上の子たちがいるため、外出しないわけにはいかず…。
三女をスリングにいれて、お出かけするのですが、出先でおむつを変えなければならないときが、一番、気を使いました。
いつもなら、スリングに隠れているため、まわりの人の目には入りません。しかし、授乳室でおむつをかえるときは、スリングから出さないわけにはいきません。
授乳室やオムツ交換場所で、三女を抱っこしながら、空くのを待っていると、半端ない視線が、バシバシ飛んできます
おむつを替えるためのシートが3台、両端が使われていて、真ん中だけ空いているとき、さすがに、ど真ん中で、この状態の三女のおむつを替えることはできませんでした。
私が逆の立場だったとしたら、
「病気?虐待?火傷?得体が知れないから、自分の赤ちゃんに近づかないで欲しいな。」
って思うはずだから。
何度も見てくる、おとうさまもいれば、一度出ていったはずなのに、わざわざ、戻ってきて、覗いてくる、おかあさまもいたり…
まわりの方は、なぜ、三女がこのような状態なのか、原因がわかりませんから、気になるのでしょうね。
隣でおむつを替えているおかあさまの微妙な反応に気付きつつ、申し訳なさいっぱいだったので、できるだけ、素早く、おむつを替えて、その場から立ち去るようにしていました。
とにかく、三女を人目にさらすことが、一番、気を使いました。
続きます。
➜ 乳児湿疹・アトピーにおすすめのオイルは?