あなたが使っているその石けん、実は合成洗剤かもしれません

あなたは、お子さんの髪の毛や体を洗うとき、どのようなものを使っていますか?

赤ちゃんコーナーで、一般的に売られているものを、何も考えずに、買ってきてはいませんか?パッケージの謳い文句などから、「安全なものである」と、思い込んではいませんか?

ぜひ一度、ご自宅にある石けんの成分表示を、確認してみてください。品名には、何と書いてありますか?成分には、どのようなものが書かれていますか?

あなたが石けんだと思って使っていたものは、もしかしたら、合成洗剤かもしれません。

このページでは、純粋な石けんとは、どのようなものなのかについて、お話します。これを読めば、石けんと合成洗剤の違いが、わかります。

石けんとは?

「石けん」とは、動植物の油脂に、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)、もしくは、水酸化カリウム(苛性カリ)を反応させて、作られたものをいいます。それ以外で作られているものは、「石けん」ではなく、「合成洗剤」となります。

「石けん」と、「合成洗剤」の簡単な見分け方としては、パッケージを見るとわかります。「石けん」の場合は、品名のところに、「石けん」、もしくは、「石鹸」と書かれています。一方、「合成洗剤」の場合は、パッケージに、「石けん」と書いてはいけないルールになっています。

ですから、「石けん」が欲しい場合は、パッケージの品名に、「石けん」という文字が書かれているものを選ぶようにしましょう。

パッケージの品名に、「石けん」という文字が確認できたら、次は、成分のところをチェックするようにします。

純粋な石けんの場合、成分が、「石ケン素地」、もしくは「カリ石ケン素地」と書かれています。この2つは、固形石けんなのか、液体石けんなのかの違いになります。それぞれ、説明していきますね。

固形石けん

動植物の油脂に、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を反応させると、脂肪酸ナトリウムが出来上がります。この脂肪酸ナトリウムのことを、「石けん素地」といいます。

ですから、純粋な固形石けんが欲しい場合は、パッケージの成分のところに、「石ケン素地」と書かれているものを選ぶようにしましょう。

例として、3つの固形石けんを見てみますね。

1つ目。こちらの石けんは、「シャボン玉石けん」さんから販売されている赤ちゃん用の石けんです。成分を見てみると、「石ケン素地」と書かれているのが、わかるでしょうか?

石けん素地①枠付き

2つ目。こちららの石けんも、「シャボン玉石けん」さんから販売されているもので、浴用の石けんになります。成分をみてみると、「石ケン素地」と書かれていますね。

石けん素地⑤枠付き

3つ目。こちらの石けんは、「まるは油脂化学」さんから販売されている浴用の石けんです。成分を見てみると、「石ケン素地」と書かれています。またその後ろに、「(植物性油脂、水酸化Na)」とも書かれていますね。これが意味することは、「この石けんは、動物の油脂ではなく、植物の油脂を水酸化ナトリウムで反応させて作りましたよ。」ということです。石けん素地②枠付き

今、ご紹介した3つの石けんは、どれも、成分のところに、「石ケン素地」と書かれていました。ちなみに、3つとも、重量は同じ100gですが、お値段は、倍以上違っていたりします。

「成分が同じということは、3つとも、全く同じ石けんだよね?」
「同じ石けんのはずなのに、なぜ、お値段が倍以上違うの?」

そう疑問に思いますよね。実は、成分が同じ「石けん素地」でも、この3つの石けんは、全く違う石けんになります。

何が違うのかというと、それぞれ、使われている油脂が異なるのです。使われている油脂が異なると、その石けんの使用感は全く違うものになります。なぜなら、洗浄力に優れている油脂、保湿性に優れている油脂、泡立ちがよくなる油脂など、油脂の種類によって、石けんの特徴が変わってくるからです。
詳しくは、こちらをどうぞ。soon 乳児湿疹・アトピーにはこんな石けんがおすすめです

石けんの成分表示では、どのような油脂を使っているかまでは、表示しなくていいことになっています。ですから、成分が「石けん素地」と書いてあっても、同じ石けんであるとは思わず、全く違う石けんであるという認識をしてください。

ちなみに、使っている油脂に特徴があり、それを売りにしたい場合は、原料である油脂の名前がきちんと書かれています。

こちらは、「ナイアード」さんから販売されている石けんです。パッケージを見てみると、主原料は、アルガンオイルと、エクストラバージンオリーブオイルであることが、きちんと書かれています。

石けん:アルガン

こちらも、「ナイアード」さんから販売されている石けんです。パッケージを見てみると、原料は、エクストラバージンオリーブオイルであることが、きちんと書かれています。

石けん:オリーブオイル

石けんのパッケージに、特別な油の名前が書いてある場合、その石けんは、ただただ、汚れを落とすためだけに作られた石けんではないといえます。石けんに何を求めるのかによって、石けん選びは変わってきます。

液体石けん

動植物の油脂に、水酸化カリウム(苛性カリ)を反応させると、脂肪酸カリウムが出来上がります。この脂肪酸カリウムのことを、「カリ石けん素地」といいます。

純粋な液体石けんが欲しい場合は、パッケージの成分のところに、「カリ石ケン素地」と書かれているものを選ぶようにしましょう。

例として、3つの液体石けんを見てみますね。

1つ目。こちらの液体石けんは、「シャボン玉石けん」さんから販売されている赤ちゃん用の石けんです。成分を見てみると、「水、カリ石ケン素地」と書かれているのが、わかるでしょうか?

石けん素地③枠付き

2つ目。こちらの液体石けんも、「シャボン玉石けん」さんから販売されているもので、洗顔用の石けんになります。成分を見てみると、「水、カリ石ケン素地」と書かれています。

液体石けん:洗顔用

3つ目。こちらの液体石けんは、「ミヨシ石鹸」さんから販売されているハンドソープ用の石けんです。成分を見てみると、「水、カリ石ケン素地」と書かれています。

ハンドソープ①

3つとも、成分のところに、「水、カリ石ケン素地」と書かれていました。では、この3つは、全く同じ石けんなのでしょうか?答えは、違います。先程の固形石けんと、同じですね。

1つ目の赤ちゃん用石けんには、主原料の油脂にアボガドオイルが配合されています。2つ目の洗顔用石けんには、主原料の油脂にオリーブオイルが配合されています。3つ目のハンドソープ用石けんは、パーム核油、パーム油から作られています。成分が同じ「水、カリ石ケン素地」であっても、このように、使われている油脂が異なるため、それぞれの使用感は全く違うものになります。

危険・警告 (!) 成分表示は、使われる量が多いものから書くというルールがあります。液体石けんの場合、水が多く含まれていますので、「カリ石ケン素地」の前に、「水」という表示がきています。

まとめ

メモ 純粋な石けんは、動植物の油脂に、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)、もしくは、水酸化カリウム(苛性カリ)を反応させて作られている。

メモ 純粋な固形石けんが欲しい場合は、品名に「石けん」、成分のところに、「石ケン素地」と書かれているものを選ぶようにする。

メモ 純粋な液体石けんが欲しい場合は、品名に「石けん」、成分のところに、「カリ石ケン素地」と書かれているものを選ぶようにする。

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