その洋服は何から作られているのか、ご存知ですか?

「赤ちゃんには、天然繊維(素材)のものがいいよ!!」と、よく耳にしますよね。同様に、「乳児湿疹・アトピー性皮膚炎のお子さんにも、天然繊維のものがいいよ!!」と、いわれています。

ではなぜ、天然繊維のものがいいのでしょうか?そもそも、天然繊維って、何から作られているのでしょう?また、天然繊維でないものは、どのようなものから作られているのでしょうか?

天然繊維には、「植物繊維」と、「動物繊維」とがあります。そして、天然繊維ではないものとして、化学繊維というものがあります。この化学繊維には、「再生繊維」、「半合成繊維」、「合成繊維」があります。

このページでは、繊維を5つのグループに分けて、それぞれの特徴を、簡単にお話していきます。これを読めば、あなたがお持ちの洋服が、何から作られているのか、わかるようになりますよ。

繊維とは?

そもそも、繊維って何でしょう?

まず、あなたやお子さんが着ている「洋服」を思い浮かべてみてください。「洋服」は、どうやって作られているのでしょう?「洋服」は、布と布を縫い合わせて作られていますよね。では、その「布」は、どうやって作られているのでしょう?「布」は、糸と糸を織ったり、編んだりして作られています。では、その「糸」は、どうやって作られているのでしょう?「糸」は、繊維を紡いで作られています。

つまり、「繊維」から「糸」が作られ、「糸」から「布」が作られ、「布」から「洋服」が作られています。繊維とは、洋服の源ですね。

どのような繊維が使われているのかによって、その洋服の風合い、肌触り、着心地は、変わってきます。もちろん、肌への影響も違ってきます。乳児湿疹・アトピー性皮膚炎のお子さんにとって、繊維選びは、とても大切なことなのです。

繊維は、大きく2つのグループに分けることができます。それは、「天然繊維」と「化学繊維」です。それぞれ、説明していきますね。

天然繊維とは?

「天然繊維」とは、自然界に繊維の形として存在しているものをいいます。「天然繊維」をさらに細かく分けてみると、「植物繊維」と「動物繊維」に分けることができます。

植物繊維

植物繊維とは、綿や麻など、植物から採られた繊維のことをいいます。主成分は、セルロースです。植物繊維の性質としては、強度がある、吸湿性(湿気を吸い取ってくれる性質)がある、伸びにくい、しわになりやすいなどが挙げられます。

こちらは、綿花(コットンボール)といわれるものです。アオイ科植物の実が熟して裂けると、中から白いわた状のものがでてきます。このわた状のものが、綿といわれる繊維です。

綿

ちなみに、オーガニックコットンとは、有機栽培、無農薬栽培された綿のことをいいます。オーガニックコットンで作られたものは、加工段階でも、薬品が使われないため、乳児湿疹・アトピー性皮膚炎のお子さんに、おすすめです。ただし、大量生産ができないため、数が少なく、どうしてもお値段が高くなってしまいます。

参考までに、オーガニックコットン専門店のホームページを載せておきますね。興味のある方は、チェックしてみてください。
soon  安心安全のベビー用品はオーガニックコットンの【オーガニカリー】

こちらは、苧麻(ちょま)の原草です。この乾燥させた植物の茎から、繊維を取りだしたものが、麻といわれる繊維です。

麻

動物繊維

動物繊維とは、毛や絹など、動物から採られた繊維のことをいいます。主成分は、たんぱく質です。動物繊維の性質としては、吸湿性がある、伸びやすい、しわになりにくい、太陽によって黄ばみやすい、虫害を受けやすいなどが挙げられます。

こちらは、刈り取られたままの羊の毛です。これを洗って脂分を落とし、ほぐしたものが、毛といわれる繊維となります。

毛

こちらは、繭玉(まゆだま)です。蚕(かいこ)蛾の幼虫が、口から吐きだして作るものです。この繭からとれる繊維が絹となります。

絹

化学繊維とは?

「化学繊維」とは、人工的に作られた繊維のことをいいます。その昔、とても貴重であった絹を、人工的に作りたいという願いから、化学繊維の研究は始まりました。

「化学繊維」をさらに細かく分けてみると、「再生繊維」、「半合成繊維」、「合成繊維」に分けることができます。

再生繊維

再生繊維とは、植物繊維を、薬品で一度溶かして、再び繊維に形成したものをいいます。ですから、主成分は、セルロースとなり、綿に近い性質を持っています。

再生繊維の代表的なものとしては、レーヨンやキュプラなどが挙げられます。レーヨンは、パルプ(木材や草などから抽出した繊維)から作られたものをいい、キュプラは、コットンリンター(綿花から綿の原料をとったあとに残る短い繊維)から作られたものをいいます。

半合成繊維

半合成繊維とは、セルロースやたんぱく質を化学反応させて、再び繊維に形成したものをいいます。性質としては、天然繊維と合成繊維の中間となります。

半合成繊維の代表的なものとしては、アセテートやプロミックスなどが挙げられます。アセテートは、パルプに酢酸を反応させて作られたものをいい、プロミックスは、牛乳たんぱくにアクリルの原料を反応させて作られたものをいいます。

合成繊維

合成繊維とは、石油や石炭から、人工的に作られた繊維のことをいいます。性質としては、軽い、水分率が低い(水や湿気を吸わないため乾燥が速い)、しわになりにくいなどが挙げられます。

合成繊維の代表的なものとしては、ポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリウレタンなどが挙げられます。ポリエステルは、化学繊維の中で、一番多く生産されています。ナイロンは、絹のような感触を持ち、アクリルは毛のような感触を持ち、ポリウレタンは、ゴムのような伸縮性を持っています。

天然繊維に見直そう

肌は、大切な排泄器官の1つです。乳児湿疹・アトピー性皮膚炎を発症しているお子さんの肌は、体にとって、いらないものを排泄している状態にあります。

そのような状態の肌に、石油や化学薬品で人工的に作られたものが、長時間、触れていると、肌は過敏に反応して拒絶する場合があります。だって、これ以上、体にとって毒となるものは欲しくない状態にあるのですから。

乳児湿疹・アトピー性皮膚炎のお子さんが、直接、触れるものは、できるだけ、天然繊維から作られたものを選んであげるようにするといいです。

もちろん、それらを洗うときに使う洗剤にも、気をつけてあげてくださいね。
soon 洋服を洗うなら肌にやさしい洗濯用石けんがおすすめです

参考までに

娘の湿疹が悪化したとき、我が家で、実際に見直したものは、次のとおりです。

クローバー 肌着
クローバー 洋服
クローバー ガーゼ
クローバー 体を洗うスポンジ、タオルなど(我が家では海綿を使っていましたが、湿疹がでてからは、素手で洗うようにしました。)
クローバー バスタオル
クローバー シーツ
クローバー 枕部分に置くタオル
クローバー 布団カバー
クローバー 授乳する人や抱っこする人の洋服

赤ちゃんが産まれるときに、注意して買っている方もいらっしゃると思いますが、お子さんのために、改めて、見直してみてあげてくださいね。

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