洋服を洗うなら肌にやさしい洗濯用石けんがおすすめです

あなたは現在、衣類を洗う洗濯用洗剤は、どのようなものを使っていますか?

洗濯用洗剤といえば、香りや洗い上がり、価格など、人それぞれ、重視する点が違うと思いますが、多くの方が、一般的に売られている普通の洗剤を買ってきて、使っているのではないでしょうか。

乳児湿疹・アトピー性皮膚炎のお子さんの肌に、直接、触れるものを洗濯するときは、できるだけ合成界面活性剤が使われていない洗剤、また、体にとっていらないものが添加されていない洗剤を、おすすめします。

なぜなら、合成界面活性剤などは、洗濯機できれいに洗ったつもりでも、繊維の間や表面に、少なからず、残ってしまうからです。

湿疹や炎症がある肌というのは、皮脂膜によるバリア機能が失われていて、むき出しの状態にあります。衣類に残った合成界面活性剤や添加されたものは、皮脂膜をさらに溶かし、肌の奥へと侵入していきます。その結果、湿疹や炎症は、さらに悪化することになってしまいます。

それでは、どのような洗濯用洗剤を選べばいいのでしょうか?

このページでは、洗濯用洗剤の種類と成分表示の見方、どのような洗剤を選べばいいのかについて、お話します。

洗濯用洗剤の種類

洗濯用洗剤は、大きく3つに分けられます。「洗濯用石けん」、「洗濯用合成洗剤」、「洗濯用複合石けん」です。この3つの違いは、洗浄成分(界面活性剤)の違いにあります。

別記事(soon あなたが使っているその石けん、実は合成洗剤かもしれません)でお話した内容と少し重複しますが、純粋な石けんというのは、動植物の油脂に、水酸化ナトリウム、もしくは、水酸化カリウムを反応させて、作られています。

動植物の油脂に、水酸化ナトリウムを反応させた場合は、脂肪酸ナトリウムができあがあり、水酸化カリウムを反応させた場合は、脂肪酸カリウムができあがります。この脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムのことを、「純石けん分」といいます。

洗浄成分(界面活性剤)が、「純石けん分」である場合を、「洗濯用石けん」といいます。洗浄成分が、純石けん分以外の界面活性剤である場合を、「洗濯用合成洗剤」といいます。そして、洗浄成分が、「純石けん分」と、純石けん分以外の界面活性剤が混ざっている場合を、「洗濯用複合石けん」といいます。

合成界面活性剤とは、一般的に、純石けん分以外の界面活性剤のことをいいます。つまり、合成界面活性剤が使われているものは、「洗濯用合成洗剤」と、「洗濯用複合石けん」ということになります。

ですから、乳児湿疹・アトピー性皮膚炎のお子さんの衣類を洗濯するときは、合成界面活性剤が使われていない「洗濯用石けん」を使うことをおすすめします。

「洗濯用石けん」、「洗濯用合成洗剤」、「洗濯用複合石けん」を見分けるときは、パッケージにある品名のところを見てみましょう。洗濯用洗剤の品名には、この3つのいずれかが、必ず書いてあります。合成界面活性剤が使われていない「洗濯用石けん」が欲しい場合は、品名のところに、「洗濯用石けん」と書かれているものを選ぶようにしましょう。

成分表示の見方

品名に、「洗濯用石けん」と書かれていることを確認したら、次は、成分のところをチェックするようにします。

こちらは、「太陽油脂」さんから販売されている、「洗濯用石けん」です。

洗剤:パックスナチュロン①

まず、品名を見てみると、「洗濯用石けん」と書かれていますね。次に、成分を見てみると、「純石けん分」と書かれています。また、純石けん分のあとには、「(40% 脂肪酸カリウム、脂肪酸ナトリウム)」とも書かれています。

これが意味することは、「商品の成分中に、純石けん分(脂肪酸カリウムと脂肪酸ナトリウム)が40%配合されていますよ。あとの60%は、ほとんどが水分で、それ以外のものは入っていませんよ。」ということです。

なお、純石けん分が、何%配合されているかは、商品によって違ってきます。

次に、「洗濯用合成洗剤」の成分表示を見てみましょう。
洗濯用合成洗剤②

まず、品名を見てみると、「洗濯用合成洗剤」と書いてあります。次に、成分を見てみると、「界面活性剤(25% ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、安定化剤、アルカリ剤、pH調整剤、酵素」と書かれています。

これが意味することは、「商品の成分中に、純石けん分以外の界面活性剤(合成界面活性剤)が25%配合されていますよ。その他には、安定化剤、アルカリ剤、pH調整剤、酵素が入っていますよ。」ということです。

最後に、「洗濯用複合石けん」の場合を見てみましょう。「洗濯用複合石けん」の場合は、成分のところに、次のような表示があります。
界面活性剤(○○%)
・純石けん分(□□%)
・純石けん分以外の界面活性剤(△△%)

これが意味することは、「商品の成分中に、界面活性剤が○○%配合されていますよ。その界面活性剤の内訳は、純石けん分が□□%、純石けん分以外の界面活性剤(合成界面活性剤)が△△%ですよ。」ということです。

以上のことを簡単にまとめると…
クローバー 「洗濯用石けん」の成分には、「純石けん分」と書かれている。
クローバー 「洗濯用合成洗剤」の成分には、「界面活性剤」と書かれている。
クローバー 「洗濯用複合石けん」の成分には、「純石けん分」と「純石けん分以外の界面活性剤」の両方が書かれている。

乳児湿疹・アトピー性皮膚炎のお子さんの衣類を洗うための洗濯用洗剤は、品名のところに「洗濯用石けん」、成分のところに、「純石けん分」と書かれているものを選ぶようにしましょう。

参考までに、我が家では、洗濯をするとき、主に、「太陽油脂」さんと、「シャボン玉石けん」さんの洗濯用石けんを使っています。どちらも、シンプルな成分のみで作られています。

こちらは、「太陽油脂」さんから販売されている洗濯用石けんです。

洗剤:パックスナチュロン②

詰め替え用として、4,000ml入りも売られています。こちらは、とても重たいため、我が家ではいつも、「アマゾン」さんや、「生協」さんに注文して、配達してもらっています。

なお、ご紹介した洗濯用石けんは、今のところ、アマゾンと楽天で、取り扱いがあるようです。もし、購入を希望される方がいらっしゃいましたら、参考にしてみてくださいね。

 

 

その他の洗剤の成分表示

洗剤の成分表示の見方がわかれば、買い物をするときに、とても便利です。いい機会なので、その他の洗剤の成分表示も確認してみましょう。

浴槽用の洗剤

こちらは、「太陽油脂」さんから販売されている浴槽・住宅用石けんです。

お風呂洗い石けん①

商品の後ろにある成分表示には、このように書かれています。これから、何が読み取れるでしょうか?

お風呂洗い石けん②

まず、品名を見てみると、「浴槽・住宅用石けん」と書いてありますね。次に、成分を見てみると、「純石けん分(10% 脂肪酸カリウム)、オレンジオイル」と書かれています。

「石けん」と名乗れるのは、洗浄成分が、純石けん分の場合のみでしたよね。つまり、この商品には、合成界面活性剤が使われていないということがわかります。また、商品の成分中に、純石けん分(脂肪酸カリウム)が10%配合されていること、その他には、オレンジオイルが入っていることが読み取れます。

台所用の洗剤

次の2枚の写真をご覧ください。2つとも、台所用の洗剤になります。この両者の違いは、何でしょうか?

台所石けん② 台所石けん③

まずは、両者の品名を見てみましょう。上は、「台所用石けん」、下は、「台所用合成洗剤」と書かれています。これだけでも、両者の違いがわかりますよね。

次に、成分を比べてみましょう。上は、「純石けん分(23% 脂肪酸カリウム、脂肪酸ナトリウム)」と書かれています。これが意味することは、「商品の成分中に、純石けん分(脂肪酸カリウムと脂肪酸ナトリウム)が23%配合されていますよ。あとの77%は、ほとんどが水分で、それ以外のものは入っていませんよ。」ということです。

下は、「界面活性剤(42%、高級アルコール系(陰イオン)、アルキルグリコシド、アルキルヒドロキシスルホベタイン、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム)、安定化剤、除菌剤」と書かれています。これが意味することは、「商品の成分中に、純石けん分以外の界面活性剤(合成界面活性剤)が42%配合されていますよ。その他には、安定化剤と除菌剤が入っていますよ。」ということです。

まとめ

メモ 洗濯用洗剤には、「洗濯用石けん」、「洗濯用合成洗剤」、「洗濯用複合石けん」の3種類がある。

メモ 洗濯用洗剤を見分けるときは、品名と成分のところをチェックする。

メモ 乳児湿疹・アトピー性皮膚炎のお子さんの衣類を洗うための洗濯用洗剤は、品名のところに「洗濯用石けん」、成分のところに、「純石けん分」と書かれているものを選ぶようにする。

純粋な石けんは、合成洗剤に比べて、どうしても、お値段が高くなってしまいます。お子さんの体のためにはとても良いことなのですが、家中の洗剤を、あれもこれも全て、純粋な石けんに変えるとなると、それなりに、お金がかかってきます。洗濯も、お風呂掃除も、食器洗いも、毎日のことですからね。

大切なことは、無理なく、続けられることです。

ですから、まずは、洗濯用洗剤を見直してみることを、おすすめします。なぜなら、衣類は、湿疹や炎症がある肌に、直接、しかも、長時間、触れるものだからです。

洗濯用洗剤を見直した後、「なんとなく気になるなぁ」、「見直してみようかなぁ」と思う洗剤があれば、随時、変えていくといいかもしれません。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です