健康と美容に生はちみつ!普通のはちみつとはどう違う?

健康と美容を追求している人達の間で、人気沸騰中の「生はちみつ」ですが、「生はちみつ」と、普通の「はちみつ」は、どこが、どのように違うのでしょうか?

スーパーなどで普通に見かける、あの「はちみつ」たち。実は、あれ、生のように見えますが、「生はちみつ」ではありません。

「えっ?!あんなに、トロトロしていて、生っぽいのに?」って思いますよね。

そんな疑問を感じた方向けに、このページでは、「生はちみつ」と「はちみつ」の違いについて、ご説明します。

「生はちみつ」と「はちみつ」

「生はちみつ」と「はちみつ」の違いを簡単にいってしまうと、天然のものか、人工的なものかの違いになります。

「生はちみつ」とは、自然に作られた天然の甘味料のことをいいます。

一方、スーパーなどで、一般的に売られている「はちみつ」とは、人工的に作られた甘味料のことをいいます。

それでは、もう少し、掘り下げて見てみましょう。

はちみつって、どうやってできるの?

まずは、そもそも、はちみつって、どうやって作られるのでしょうか?

はちみつは、蜂さんが、一生懸命働いて作ったものになります。お花の蜜から、はちみつになるまでには、たくさんのプロセスがあり、たくさんの蜂さんたちが、みんなで協力し合いながら、はちみつを作っています。

蜂さんたちは、自分たちでグループを作っていて、それぞれのグループが別々の役割を果たしながら、はちみつを作っていきます。

それでは、はちみつができるまでのプロセスを簡単に見ていきましょう。

お花の蜜をとってくるグループ

このグループの蜂さんたちは、お花をさがして、蜜をとってくることが担当になります。

お花をさがして見つけたら、「見つけたよ~目」の合図を仲間に送って、グループみんなで、目的のお花の蜜をとりにいきます。

そして、蜂さんの「蜜胃」と呼ばれる袋がいっぱいになるまで、花から花へと、蜜をとっていきます。袋がいっぱいになったら、蜜を巣箱へ持ち帰ります。

お花の蜜を受けとるグループ

このグループの蜂さんたちは、外から帰ってきた蜂さんから、蜜を受けとることが担当になります。

水バケツリレーのように、蜂から蜂へと、口移しで蜜を渡しながら、最終的に、「蜜房」といわれる場所に、蜜をためていきます。

この口移しリレーをすることによって、お花の蜜に、蜂さんの体の中にある酵素が加わることになります。そして、その酵素の働きによって、蜜は「ブドウ糖」と「果糖」に分解されていきます。

蜜の水分をとばすグループ

このグループの蜂さんたちは、「蜜房」にためられた蜜の水分を飛ばすことが担当になります。

ためられた蜜は、まだ、はちみつ特有のトロトロした濃度のものではありません。蜂さんは、羽をパタパタさせながら、巣の温度を調整し、空気を循環させて水分をとばしていきます。

ちなみに、ニホンミツバチは、頭を巣の入り口に向けて、巣の中に、外の空気を送り込んで、水分をとばしていくのに対して、セイヨウミツバチは、頭を蜜房に向けて、巣の中の空気を、外に送りだして、水分をとばしていきます。

そして、ちょうどよい濃度になったら、蝋(ろう)で膜をはって、蜜房にふたをするのです。

はちみつのできあがり

蝋(ろう)でふたをされたことが、はちみつのできあがりの合図になります。

巣の中にある蜜房の大部分が、ふたをされたとき、それが、はちみつを採取するタイミングとなります。

おいしい、おいしい、はちみつのできあがりです。

はちみつ作り以外の仕事を担当しているグループ

蜂さんたちの中には、はちみつを作る以外の仕事を担当しているグループもあります。

例えば、お掃除担当のグループであったり、卵から生まれた赤ちゃん蜂の子育てを担当するグループであったり、巣作りを担当するグループであったり、巣の門番を担当しているグループなどもあります。

このように、蜂さんたちが、みんなで協力しあってくれるおかげで、はちみつができあがるのです。

「生はちみつ」と「はちみつ」の分かれ道

さて、蜂さんたちのおかげで、無事に、はちみつができあがったわけですが、ここからの処理の仕方が、まさに、「生はちみつ」と「はちみつ」の違いになっていきます。そう、「生はちみつ」と「はちみつ」の分かれ道になるのです。

蜂の巣箱から採取された、はちみつは、加熱処理と、フィルター処理という過程を通って、製品になっていきます。この加熱処理と、フィルター処理の仕方が、「生はちみつ」になるのか、「はちみつ」になるのかを、決めることになります。

はちみつの加熱処理

蜂の巣箱から採取された、はちみつの加熱処理については、大きく分けて3タイプあります。

① まったく熱が加えられないもの。
② 46度以下の低温の熱が加えられたもの。
③ 高温の熱が加えられたもの。

①の方法で処理されたはちみつは、蜂の巣箱からとったままなので、まさに天然の「生はちみつ」といえます。

②の処理の仕方は、低温殺菌といわれ、生はちみつに含まれる栄養が失われないよう配慮されつつ、人の体に悪さをする可能性がある菌を殺すために行われるものになります。②の方法で処理されたはちみつは、低温の熱が加わってはいますが、こちらも、「生はちみつ」として、出回っています。

③の処理の仕方は、大量生産するために行われています。高温の熱によって、はちみつの栄養が壊されてしまうため、「生はちみつ」とは、まったく別のものになります。この③の方法で処理されたはちみつが、スーパーなどで売られている、一般的な「はちみつ」になります。

ちなみに、はちみつに含まれる栄養状態を比較すると、①>②>③となります。

つまり、蜂の巣箱から採取したはちみつは、熱が加われば加わるほど、量産することはできますが、大切な栄養は、どんどん失われていくことになるのです。

はちみつのフィルター処理

次に、フィルター処理について見ていきましょう。

蜂の巣箱から採取された、はちみつのフィルター処理についても、大きく分けて3タイプあります。

①まったく何のフィルターもかけられていないもの。
②目が粗いフィルターにかけられたもの。
③目が細かいフィルターにかけられたもの。

①の方法で処理されたはちみつは、蜂の巣箱からとったままの、まさに天然の「生はちみつ」といえます。蜜蝋(みつろう)であったり、良質な栄養素を含んだ花粉(ビーポーレン)であったり、ロイヤルゼリーなどが含まれています。さらに、蜂の脚だったり、幼虫だったり、蜂の毒などが混ざっているものも出回っています。栄養満点ではありますが、見た目、舌ざわり、香りなどから、万人受けするものではないかもしれません。

②の処理の仕方は、ビーポーレンや、蜂の巣を抗菌して守るプロポリスなどは、できるだけ自然なまま残るよう、配慮されつつ、蜜蝋やその他の舌ざわりが悪いものは、きちんと取りのぞくために行われるものになります。②の方法で処理されたはちみつは、最小限のフィルター処理が行われてはいますが、こちらも、「生はちみつ」として、出回っています。

③の処理の仕方は、見た目を均一に整えたり、はちみつの結晶化(固まってしまうこと)を防ぐために行われるものになります。花粉が入っていると、結晶化が起こりやすくなるため、非常に細かいフィルターで、ろ過されます。③の方法で処理されたはちみつは、見た目も美しく、舌ざわりもなめらかな、「はちみつ」になりますが、大切な栄養も、ろ過されてしまうため、「生はちみつ」とは別のものになります。

ちなみに、先程と同様に、はちみつに含まれる栄養状態を比較すると、①>②>③となります。

つまり、蜂の巣箱から採取したはちみつは、ろ過するときのフィルターが細かくなればなるほど、見た目や舌ざわりはよくなりますが、大切な栄養は、どんどん失われていくことになるのです。

「生はちみつ」と「はちみつ」の違い

以上のことを踏まえたうえで、「生はちみつ」と「はちみつ」の違いについて、見ていきましょう。

「生はちみつ」とは?

「生はちみつ」とは、非加熱、非ろ過のはちみつのことをいいます。つまり、熱が加えられていない、ろ過されていない、蜂の巣箱から採取されたままのはちみつのことをいいます。

まぁ、厳密にいうと、蜂の巣箱から採取されたままのはちみつに、必要以上に熱が加えられていない、また、必要以上にろ過されていない、はちみつのことをいいます。

特別な処理がされていないため、ビタミン、ミネラル、酵素などなど、栄養がたくさん含まれています。

「はちみつ」とは?

「はちみつ」とは、蜂の巣箱から採取されたはちみつに、高熱が加えられ、不純物が取り除かれた、はちみつのことをいいます。

さらに、量を増やすために、はちみつ以外のものが加えられている商品も出回っています。

いろいろ人工的な処理がされているため、「生はちみつ」のような栄養は、ほとんどありません。

なぜ、はちみつに人工的な処理をするの?

「生はちみつ」には、たくさんの栄養がふくまれているのに、その栄養を壊してまで、なぜ、人工的な処理をするのでしょうか?

その答えは、はちみつを大量生産するためであります。

純粋なはちみつは、採取できる量に限りがあります。お花がさいている時期もわずかですし、お花の蜜から、はちみつになるまでは、蜂さんのお仕事なので、当然、時間もかかります。

ですから、「生はちみつ」は、とても貴重で、稀少で、高価なものになってしまうのです。ですから、大量生産には向いていません。

しかし、はちみつは、世界中で需要がありますから、売る側としては、大量生産したいのですよね。手間もコストも減らして、安定した味、安定した供給で、はちみつが売れないだろうかと。

そこで、本来ならば、蜂さんが羽をパタパタししながら、はちみつの濃度を調整していく工程を、時間がかかるからといって、人工的に行うことにしたのです。まだ、完成していない、水分の多い、はちみつを採取して、加熱し、人工的に濃度を調整することにしたのです。

また、巣で完熟したはちみつは、とても粘りがあり、流れにくい状態にあるため、加熱して、水のように流れやすくしてから、はちみつを採取する場合もあります。巣箱にある、はちみつを、最大限に採取しようとするためです。

これらの処理をすることで、当然、作業効率は上がりますが、それと引き替えに、高温に弱い、大切な栄養が失われていってしまうことになります。

さらにいうと、巣箱から採取された、はちみつに、いろいろなものを加えて、量を増やす場合もあります。いろいろ加えて薄まったはちみつを、これまた、人工的に加熱して、あのトロトロした濃度まで調整するのです。この処理をすることで、少ない「生はちみつ」から、大量の「はちみつ」ができあがります。

まとめ

メモ 「生はちみつ」とは、非加熱、非ろ過のはちみつのことをいう。栄養が豊富に含まれている、天然の甘味料といえる。
メモ 「はちみつ」とは、高温が加えられ、不純物が取り除かれた、はちみつのことをいう。栄養が失われた、人工的に作られた甘味料といえる。

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